上伊那景況「やや低調感を強める」
アルプス中央信用金庫が4半期に一度発表している「伊那谷・経済動向」中小企業景気レポートによると、4月~6月の今期は、業況判断指数がマイナス33.1と前期より1.3ポイント下落し、景況はやや低調感を強めました。
景気レポートによると、今期、上伊那地区で良かったとする企業は13.9%、悪かったとする企業は47%で、好転した企業の割合から悪化した企業の割合を差し引いた業況判断指数は、マイナス33.1で、前期より1.3ポイント下落しました。
良かったとする企業を業種別にみると製造業が27%、続いて建設業が12.8%。
悪かったとしたのは、サービス業が84.2%と最も多く、小売業の73.3%、卸売業の55.6%と続きます。
7月~9月の来期の見通しについては、よいと予想する企業が13.9%、悪いと予想する企業は48.8%で業況判断指数はマイナス34.9と、今期よりさらに1.8ポイント下落し、引き続き低迷を予想しています。