2度目の時短要請 店主は
新型コロナ感染者の急増を受け、26日の夜から来月5日まで酒類を提供する飲食店などに営業時間短縮の要請が出された上伊那地域。
5月以来再びの要請に店主らは悲鳴を上げています。
26日の午後7時過ぎ伊那市の飲食店が立ち並ぶ中溝通りは、出歩く人はほとんどなく、休業を知らせる張り紙をする飲食店が多くありました。
県独自の警戒レベル5となっている上伊那地域は、来月5日まで時短要請期間となっています。
要請に応じた店舗には一日2万5千円から7万5千円の協力金が支給されます。
普段は、深夜遅くまで営業しているともゑ食堂です。
主に麺類を提供していますが、スープを作っても無駄にしてしまうため時短営業期間中は、つまみと丼物のみの提供です。
ともゑ食堂の近くにある入舟酒場さかいや商店です。
昨夜の来店者はなく、売り上げはテイクアウト販売のみでした。
店主の樋代和信さんは、時短要請の午後8時よりも早く店をしまいました。
26日の夕方。さかいや商店の樋代さん、ともゑ食堂の前田勝彦さん、ホテルなどを経営する赤玉グループの3者が何やら準備をしています。
樋代さんらは、現状を打破しようと飲食店などの有志らでキッチンカーによるテイクアウトの販売をすることにしました。
キッチンカーはコロナ禍を乗り切ろうと、それぞれ最近になって購入したものです。
販売は、27日から10日間を予定していて、場所は伊那北駅東側の駐車場です。
ローメンやカレーの他アイスクリームなどを販売する計画で、時間は午後4時から8時までとなっています。