松茸 今年は豊作?不作? 藤原儀兵衛さんに聞く
伊那地域の30日の最高気温は33.2度と、5日続けて真夏日となり、厳しい残暑が続いています。
気になるのは、秋の味覚松茸。
今年は豊作か不作か、伊那市の松茸名人藤原儀兵衛さんに聞きました。
藤原さんが管理している松茸山です。
今年は、先週27日から収穫を始めていて、これは平年より2週間ほど早いということです。
その原因として、8月12日から13日の朝にかけての冷え込みで地熱が下がり、松茸の菌が秋と勘違いしてしまったのではないかとみています。
土を掘って、菌の状態を確認します。
「菌に粘り気がなく、今年はだめかもしれないな」
一昨年は気温の影響で、去年は水不足により2年連続で不作となっています。
「どうも今年はだめだな。3年連続不作かもしれない」
現状では不作気味ということですが、今後このままの気温が10日ほど続けば、平年並みぐらいは期待できるということです。
「予想がはずれればいいね」
長野地方気象台によりますと、向こう1週間は前線や湿った空気の影響で曇りや雨の日が多い予想で、気温も平年並みか平年より低い日が多くなるとみています。