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南箕輪村06年度当初予算案・一般会計9・3%減額
「安全・安心、子育てに優しい村づくり」予算

 南箕輪村は28日、06年度当初予算案を発表した。一般会計は40億6千万円で、前年度当初の骨格予算比6・7%、2億9千万円の減、唐木一直村長就任後の5月の肉付け予算比では9・3%、4億1671万円の減となった。唐木村長は、「ハードからソフトへの事業転換を図り、『安全で安心して暮らせる子育てに優しい村づくり』を目指す予算」と説明。福祉医療費助成対象を小学校3年生まで引き上げるほか、保育園事業や子育て支援ハウス(すくすくはうす)の充実を図るなど子育て支援に重点配分した。
 歳入は、全体の46・4%と構成比の高い村税が18億8577万円(前年度肉付け予算比4・2%増)。そのうち村民税は、景気回復や税制改正などにより8435万円(12・1%)増額の見込み。地方交付税は8億2千万円(18・0%)減額とした。財産収入は8040万円で、06年度中の田畑、大泉の教員住宅跡地売却、伊那インター前駐車場貸付で1322万円(19・7%)の増額を見込む。
 歳出は、人件費が10億4764万8千円で5582万円(5・1%)の減額、扶助費は3155万円(13・2%)の増、公債費は4160万円(7・2%)の減。人件費、扶助費、公債費を合わせた義務的経費の総額は18億5501万円で、6586万円(3・4%)の減額になっている。普通建設事業費は2億6787万円で3億1128万円(53・7%)の減額とし、2年連続で50%以上の減額となる。
 小・中学校の耐震改修工事、老朽化している南原保育園改築工事のため各5千万円、大芝温泉改修工事のため500万円をそれぞれ基金に積み立てる。基金総額は06年度末で18億3101万2千円の予定。
 行政改革で、行政財産目的外使用など新たな財源確保、福祉医療費給付金事業給食代支給の廃止、駅伝大会スタッフ報償費の減額、各種負担金廃止などにより総額1295万7千円の効果を見込む。
 特別会計を含めた総額は80億191万6千円で前年度肉付け予算比4・3%(3億6186万9千円)の減。

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