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白鳥市長「クマ個体数調整必要」

白鳥市長「クマ個体数調整必要」

伊那市の白鳥孝市長は、市内でのクマの目撃や人を襲う被害が増えてきている事から「県に対し個体数調整の必要性を申し入れていきたい」との考えを示しました。
これは8日開かれた9月定例会の中で議員の質問に答えたものです。
伊那市内では去年10月に伊那市西箕輪で、今月6日には高遠町で人がクマに襲われケガをしました。
長野県内では、昨年度416頭捕獲され100頭がおしおきを受けたあと山に放す「学習放獣」を行いました。
伊那市内では46頭がつかまり、すべてが山へと放されました。
白鳥市長は「年々個体数も増え、危険度も増しているのでクマの根本的な調整が必要だ。現在は県の方針で学習放獣を行っているが、個体数調整の必要性を県に粘り強く働きかけていきたい」と話していました。

買物支援ドローン 多方面に活用を

また、買物支援サービス「ゆうあいマーケット」に活用しているドローンについて、今後はドローンを物流だけでなく、農林業や観光、河川監視など多方面に活用し、持続可能な仕組みにしていきたいと話しました。
ゆうあいマーケットは去年8月から伊那市長谷の一部の地域で本格運用が始まり、現在はエリア拡大し64世帯が登録しています。
7月までの1年間で730回の注文があり、売り上げは140万円だという事です。
白鳥市長は「中山間地域の物流は行政の役割の一つ。今後は、ドローンを物流だけでなく農林業や観光、河川監視による災害情報の収集など多方面に活用し、持続可能な仕組みにしていきたい」と話していました。

南アジオパーク再審査 年度内に結論

また、条件付きで再認定された「南アルプスジオパーク」の再審査について、白鳥市長は「再審査を受けるかどうかも含め検討し、今年度中に結論をだしたい」と話しました。
南アルプスジオパークは去年、4年に1度の再認定審査を受けました。
再認定されましたが、認定機関の日本ジオパーク委員会からは、事務局体制の強化や基本や事業計画の改善などについて指摘を受けました。
白鳥市長は「協議会を構成する飯田市、大鹿村、富士見町と再審査を受けるかどうかも含め検討していきたい」と話していました。
 

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