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少年の塔慰霊祭 永久平和を誓う

少年の塔慰霊祭 永久平和を誓う

太平洋戦争中、上伊那から満蒙開拓青少年義勇軍として満州へ渡り命を落とした青少年の慰霊祭が伊那市の伊那公園で25日行われました。
慰霊祭は、義勇軍の悲劇を伝えていこうと上伊那教育会が毎年行っています。
新型コロナウイルスの影響で、役員のみで行われ、およそ20人が出席しました。
少年の塔は鍬を持ち遠い大陸から望郷の念にふける少年の像で上伊那教育会や満蒙開拓青少年義勇軍遺族会などが昭和36年に建立したものです。
上伊那教育会の原文()()会長は「戦後76年を過ぎてなお上伊那教育会の負の遺産を風化させず、永久平和に務めていきたい」と追悼の言葉をのべました。
また慰霊祭では、元上伊那教育会専任幹事で、今月19日に亡くなった北原()和夫()さんの義勇軍の体験談の朗読も行われました。
義勇軍は戦時中、満州開拓のため国策として教育会が中心となり募集し上伊那からはおよそ800人が海を渡りました。
敗戦後ソ連の捕虜となり強制労働などで上伊那出身者は91人が命を落としたということです。
 

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