東部中の生徒が震災について学習
伊那市の東部中学校の文化祭「すず竹祭」が2日行われ、全校生徒が10年前に起きた東日本大震災について学習しました。
2日は震災の時に、東北で救助活動をした伊那消防署の藤根正和さんが当時の様子や感じたことを話をしました。
当時、伊南行政組合消防本部に勤務していた藤根さんは、震災のあった2011年3月11日に、宮城県へ救助隊として派遣されました。
現地では主に救助活動にあたりました。
また、震災当時の映像も上映されました。
藤根さんは「今という時間を大切にしてください。辛いことがあっても必ず明日が来ます。」と生徒たちに呼び掛けました。
講演を聞いた生徒たちは「地震に備えることが大切だと感じた」「災害が起きたら自分自身何ができるか考えていきたい」などと発表していました。
東部中では、東日本大震災を機に宮城県仙台市の高砂中に桜を贈ったことが縁で始まった「さくらプロジェクト」に取り組んでいます。
文化祭では、さくらプロジェクトの歴史に焦点を当てるのではなく、東日本大震災について全校で学習しようと生徒会企画として行われました。