南原住宅団地 掘削の結果５か所で焼却灰を確認

南箕輪村の南原住宅団地に基準値の４倍を超えるダイオキシンを含む焼却灰が埋設されていることが再び判明したことを受け、村が９月に行ったボーリング調査の結果、１２か所のうち５か所から新たに焼却灰が見つかったことが分かりました。
村議会全員協議会が１１日に役場で開かれ、村が９月に行ったボーリング調査の結果が報告されました。
村は、焼却灰が見つかった地点の周辺１２か所でボーリング調査を行いました。

５か所で焼却灰の層が確認された

図の赤い丸で囲んだ部分５か所が今回みつかった部分で、深さ１ｍ５５ｃｍから３ｍ２０ｃｍの地点で、厚さ１５ｃｍから９０ｃｍの焼却灰の層があったということです。
この結果から、現状で掘り起こしが必要な範囲は緑の点線部分として、広さおよそ６９㎡、深さ３ｍ７０ｃｍで、排出土量は概算で２６０㎥としています。
現場は、南原住宅団地の７区画のうちの１区画です。
一帯は、平成１９年にも焼却灰が見つかっていて、村と南箕輪村土地開発公社が該当する住宅を買い取り、撤去を行いました。
今年７月に住宅の建設のため撤去場所の隣接地の試掘を行ったところ、深さ２メートルの所から再び焼却灰が見つかったものです。
焼却灰の撤去方法について村では、周辺への影響が最低限に抑えられるよう協議していきたいとしています。

大芝の湯 １０月１５日～１２月２２日まで小学生無料に

全員協議会では他に、大芝の湯について、１０月１５日から１２月２２日まで小学生の利用料を無料とすることが報告されました。
これは、１０月１６日から行われる大芝高原イルミネーションフェスティバルに合わせて、親子連れの集客を増やすことを目的に企画されたものです。
期間中は、通常１回３００円の小学生の利用料が無料になります。
大芝の湯によりますと、１か月の入場者数は新型コロナウイルスの流行前はおよそ２万４，０００人だったのに対し、９月は１万人を下回ったということです。