真心こめた竹製の杖と、まごの手、どうぞ
宮田村町3区の湯澤一人さん(70)は手作りした竹製の杖(つえ)や、まごの手を村に寄贈。老人福祉センターなどで希望者に配っており、好評を得ている。
若いころに大工修行の経験もある湯澤さん。退職後に趣味で木工や竹細工を始めた。「何かお役に立てれば」と、昨年には村の福祉交流施設に手製の火ばちなども贈っている。
杖やまごの手は数十本用意したが、使い勝手なども考慮に入れた優れた出来映え。村住民福祉課は「このように協力してくれるのは本当にありがたい」と喜ぶ。
杖もまごの手も数に限りがあるが、リハビリ教室や高齢者の訪問時などにも希望者に配る予定。湯澤さんは「喜んでくれりゃ、それだけうれしい」と話している。