長野県戦没者追悼式
太平洋戦争で犠牲となった長野県の戦没者に追悼の誠をささげる県戦没者追悼式が23日、伊那市の伊那文化会館で行われました。
戦没者追悼式は、県内全域から遺族など400人が参列し、犠牲者に黙とうを捧げました。
阿部守一長野県知事は「戦争の教訓を次の世代へと引き継ぎ、希望と安心に満ちた地域社会を作るため力を尽くしていきたい」と式辞を述べました。
長野県遺族会の栗生勝由会長は、「ほとんどが戦争を知らない世代となり、記憶の風化が進んでいる。平和の尊さと戦争の記憶を次の世代に語り継いでいかなければならない」と話しました。
式では、今年度初めて高校生による平和へのメッセージが行われ、伊那弥生ケ丘高校2年の中村瑠里さんと伊藤万純さんが発表しました。
参列者は、太平洋戦争で亡くなった5万5千人あまりの冥福を祈り花を手向けていました。
県戦没者追悼式は、戦没者に追悼の誠をささげ平和への思いを新たにしようと長野県が毎年行っています。