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箕輪ダム渇水に伴う節水の申し入れ

箕輪ダム渇水に伴う節水の申し入れ

 上伊那5市町村へ水道水などを供給する箕輪ダムが過去最低の貯水率になったこと受けて28日、ダムを管理する県伊那建設事務所の松下泰見所長が上伊那広域用水企業団の企業長・小坂樫男伊那市長に節水の申し入れをした=写真。
 過去最低の貯水率47・8%を記録したのは2月15日。企業団も各市町村の自主水源を増やすなどの対策をとり、昨年と比べて箕輪ダムからの1日当たり取水量を約15%減らしている。2月はまとまった量の雪や雨が降ったため、28日現在で貯水率は57%まで回復した。
 しかし、水位はダムに十分な水が確保される「常時満水位」より6メートルも低い。例年であれば農業用水の取水が増える5月ころにダムは常位満水位まで回復するが、降雪量の少ない今年は難しい状況。農業用水と上水道も供給ルートは一緒のため、十分な水が確保できていない状況で農業用水の利用が増えれば上水道が不足することも想定される。
 小坂市長は、広域連合長会などの場を通して自主水源の利用や節水の呼びかけを関係市町村に要請していく意向を示した。

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