故・矢澤章一さんの自作アンプを使ってコンサート
伊那市高遠町の高遠町歴史博物館は、去年4月に亡くなった伊那市の郷土史研究家、矢澤章一さんが作ったアンプを使ったコンサートを開きます。
8日は、有賀克明館長が、アンプから音が出るかテストを行いました。
矢澤章一さんは、伊那市高遠町出身の郷土史研究家で、去年4月に91歳で亡くなりました。
矢澤さんは、研究の傍ら、趣味で無線機やオーディオ機器の収集や製作を行っていました。
歴史博物館では、矢澤さんが自作したオーディオ機器の中から、真空管を使ったアンプでコンサートを開催しようと、アンプのテストを行いました。
アンプは3台あり、CDデッキに繋いで音楽を流し、ひとつずつ音が出るかチェックしていました。
3台すべてで音が出ましたが、そのうち1つはほかの2つに比べて音質が悪いということです。
高遠町歴史博物館では、来年2月20日まで、矢澤さんの資料を繙く展示「高遠今むかし」が開かれていて、開催期間中にアンプを使ったコンサートを計画しているということです。