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最低気温ー4.7度 小笠原商店で糸寒天づくり

最低気温ー4.7度 小笠原商店で糸寒天づくり

29日朝の伊那地域は、最低気温が氷点下4.7度と今季1番の冷え込みとなりました。
伊那市東春近田原の小笠原商店では、冬の寒さを利用した糸寒天づくりが行われています。
小笠原商店では、薄日が差す中凍った寒天を天日干しにする作業が行われていました。
伊那地域の最低気温は、午前5時19分に氷点下4.7度を記録し、今季1番の冷え込みになりました。
今年は、気温がなかなか下がらず、例年より2週間ほど遅い11月中旬に作業を始めたということです。
大正5年創業の小笠原商店では、天然の糸寒天を作っていて、県内では唯一だということです。
原料となる海藻のテングサを煮詰めてその煮汁を冷やし固めて棒状にし、機械でところてんのように細く切って広げていきます。
夜凍らせたものを日中天日干しにしてゆっくりと溶かし水分を抜く作業を10日ほど繰り返すと完成です。
小笠原商店の糸寒天は、東京や関西を中心に全国の老舗和菓子店に卸していて、水羊羹に使われているということです。
寒天づくりのピークは、来年3月頃まで続き、4月頃まで行われます。
商品は、工場でも購入することができるということです。

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