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伊那谷の冬の風物詩 ザザムシ漁

伊那谷の冬の風物詩 ザザムシ漁

伊那谷の冬の風物詩ザザムシ漁が12月1日から解禁になりました。
天竜川の水が雨の影響で増水して濁ったこともあり、1日遅れの2日からザザムシ漁を楽しむ人の姿がありました。
伊那市山寺の天竜川の浅瀬です。
2日は中央の中村昭彦(なかむらあきひこ)さんがザザムシ漁をしていました。
1日までの雨の影響で水が濁ったことから、解禁日から1日遅れの2日に漁を始めました。
中村さんのザザムシ漁歴は40年以上です。
(くわ)で石を掘り返してから足を使い石の裏にいるザザムシを四手網(よつであみ)と呼ばれる網に入れていきます。
トビゲラやカワゲラ、ヘビトンボなどの水生昆虫の幼虫の総称をザザムシと呼びます。
午前10時過ぎの天竜川の水温は9度でした。
中村さんによると水温が4度くらいまで下がると、脂がのったおいしいザザムシがとれるということです。
河川工事などで川の底が深くなり、漁をする場所も減ってきているということで、1日に6キロほど獲れたザザムシも年々減少し、1キロほどになったということです。
また今年は8月の大雨の影響で川底の石が転がり、多くのザザムシが死んでしまったため不漁になりそうだと話していました。
こちらは中村さんが醤油、砂糖、みりん、酒で味付けして作ったザザムシの佃煮です。
冷凍して保存すると1年以上持つということです。
ザザムシ漁は2022年2月末まで行われます。
 

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