高速バス停を移転
宮田村のAコープ宮田店の増床などに伴い、隣接する高速バスの宮田バス停が5月中にも村役場北西の国道沿いに移設する。同店の駐車場に無断で車を停めて高速バスを利用していた人も多いとみられるが、増床により駐車スペースが減少することから、対応が迫られていた。
Aコープ宮田店は買い物客用に74台分の駐車場を用意。しかし、自宅から乗ってきた車を同駐車場に止めて、高速バスを利用するケースが多々あった。
「本当は無断でよくないが、農協の厚意で止めさせてもらう状態が現実としてあった」と村産業課。しかし、今年11月完成めどの同店の増床では駐車可能台数が65台分に減少する見込みで、農協側は高速バス目的の利用を遠慮してほしいと申し出ていた。
村は名古屋方面の下り線バス停が路上駐車でたびたび交通渋滞を引き起こしていたことも考慮に入れて、移転を計画。
同店と運行主体の伊那バス、県などと協議し、役場前交差点北側の旧路線バス停に移すと決めた。村費などを使って、東京方面の上り線にあった風雨をしのぐ屋根を移設し、下り線にも新たに屋根を設置する。
新しいバス停は現在の場所から数百メートル北側。村は高速バス利用者に役場駐車場を使ってもらう予定でいる。