伊那市 市街地で新たな公共交通サービス検討
伊那市の白鳥孝市長はぐるっとタクシー運行エリア以外の市街地の高齢者などを対象にした、新たな公共交通サービスを行いたいとの考えを8日に示しました。
これは8日開かれた市議会12月定例会の中で議員の質問に答えたものです。
伊那市では昨年度から、人工知能AIが配車を行う「ぐるっとタクシー」の運行を始めました。
65歳以上の人や免許返納者、障害者が利用することができ、市街地を除いた全域を網羅しています。
荒井や山寺、中央などぐるっタクシーが利用できない地域への対応について白鳥市長は「市街地を対象にした、新たな地域公共交通サービスを検討している。来年度には実証実験を行いたい」と答えていました。
なお、今年4月から11月末までにぐるっとタクシーの登録者のうち実際に利用したのは710人で、のべ利用回数は1万4千回だという事です。