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加藤明治の作品「石斧」を知る交流会

加藤明治の作品「石斧」を知る交流会

1970年に亡くなった南箕輪村の童話作家、加藤(かとう)明治(めいじ)の作品を知る交流会が8日、村図書館で開かれました。
この日は、加藤明治の息子の加藤(かとう)達人(たつと)さんが、明治の作品「(せき)()」を読みながら作品のエピソードなどを話しました。
加藤明治は、1911年に南箕輪村塩ノ井に生まれ、19歳の時から40年間、教職員を務めていました。
仕事の傍ら、執筆活動も行っていて、およそ40作品が遺されているということです。
「石斧」は、実話をもとにした作品で、明治は主人公の(だい)(ぞう)として登場します。
大三は、農作業中に掘り出した石斧を家の宝として大切にしていました。
しかし、大三の家が火事になった際、見舞いに来た叔父に言われるがまま、石斧をゆずってしまいます。
それをひどく後悔し、およそ30年後に叔父のもとを訪るというストーリーです。
この日は、物語を描くときモデルになった加藤家の家宝の石斧を紹介していました。
村図書館では、今後も地元ゆかりの加藤明治の作品を紹介していくということです。
 
 
 
 

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