村歌舞伎一代を成功させる会飯島分会が設立
後藤監督の地元として強力にバックアップ
設立総会は4月11日
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後藤俊夫監督(66)=飯島町=が農村歌舞伎を題材に取り組む長編劇映画「村歌舞伎一代(仮称)」の制作・上映を成功させる会の飯島分会設立代表者会が27日夜、文化館であり、会規約や役員を決め、会を立ち上げた。設立総会は4月11日午後7時30分から文化館で開く。今後の制作日程は、3月11日子役オーデション、3月末主役決定、4月末-5月初旬に制作発表、撮影開始は夏ごろの予定。
代表者会には町理事者、各種団体長、個人ら12人が出席。高坂町長は「町に居住し、文化芸術活動に取り組む後藤監督が、長年温めていた農村歌舞伎をテーマにした劇映画が成功するように、飯島分会を設立し、町を挙げて強力に支援しよう」と趣旨に触れてあいさつ。
後藤監督は「シナリオと実景撮りがほぼ終了、3月11日は子役のオーデション、現在118人の応募がある。3月末には主役を決定、有名で人気のある俳優を選びたい。4月末-5月初旬に制作発表、撮影は夏ごろから始まる」と経過と今後の日程を説明し「映画を通して、地域の伝統芸能のすばらしさを理解してもらうとともに、伊那谷を大いにPRしたい」と抱負を述べた。
伊那谷の自然と文化、人の心をフィルムを通じて全国に発信し、地域の芸術文化の振興を図る-を目的に、情報提供や制作資金づくり、地元ロケ、宣伝に協力する-などを盛り込んだ規約を決めた。
会長に高坂町長、同副に野村町議会議長、坂井町商工会長、松下寿雄さんを決めた。
今後は広範な住民や団体、事業所に呼び掛け、会員と寄付を募る。