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九条の会中川」発足

賛同者120人

 平和を希求し、憲法九条を激動する世界に輝かそうと、村民有志による「九条の会中川」が28日夜、賛同者120人中50人が出席し発足した。
 片桐区民会館で開いた開いた発足式で、呼び掛け人代表の荒井●さんが「本土では平和を謳歌しているが、沖縄では米軍基地が島の45%を占めている」とし「日本国憲法第九条を守るために活動しよう」と会の趣旨に触れてあいさつ。
 会では名称を「九条の会中川」とし、目的に「憲法第九条を守るために立場の違いを超えて活動する」-を掲げ、構成は賛同する全ての個人、財政は募金で運営する-など「申し合わせ事項」を確認した。
 この後、宮下与兵衛さん(辰野高校教諭)が「平和憲法はどう変えられようとしているのか、日本を戦争を,する,国にしないために」と題して記念講演した。
 この中で、宮下さんは、昨年10月自民党が示した新憲法草案に触れながら「憲法は権力に対して戦う民衆の武器。自衛隊の発足から海外派遣、有事法制など、アメリカの要請で、戦争のできる体制を進めてきた」と指摘「自衛隊を軍隊とし、アメリカの戦争に参戦できる集団的自衛権を認めるように改憲するのでは」と危機感を募らせ、憲法擁護を訴えた。
 同会は昨年6月、日本婦人の会中川支部が憲法を学ぶ中で、憲法九条を守るために、「九条の会」を発足しようと「世界に輝け日本国憲法」をスローガンに賛同者を募り、9日現在120人になった。昨年末、「憲法九条を守ろう」などと書かれた立看板5基を制作、国道沿いなどに設置した。

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