信州高遠美術館 原田コレクション作品展
伊那市高遠町の信州高遠美術館で、原田コレクション収蔵作品展が、24日から始まりました。
会場には、原田政雄のコレクション73点が展示されています。
原田政雄は、高遠町出身の画家・写真家で、収集家でもありました。
コレクションの軸となるのが、木内 克と、福沢一郎の作品です。
1892年生まれの木内克の作品は、素焼きの粘土「テラコッタ」で制作されているのが特徴です。
裸婦像は、手びねりで作られた作品で細部を省いた作りながら、女性の身体のしなやかさが表現されています。
1898年生まれの福沢一郎は、シュールレアリスムの作品を制作し、1970年代には地獄絵の連作を発表しています。
また、原田コレクションには浮世絵が54点あり、そのうち状態の良い歌川国芳と歌川国貞の作品17点が展示されています。
原田コレクション収蔵作品展は、来年2月27日までです。
入館料は、一般500円、高校生以下は無料です。