老松場古墳の調査結果報告会
伊那市東春近の老松場古墳群の発掘調査報告会が伊那市防災コミュニティセンターで26日に開かれました。
報告会は伊那市教育委員会が開いたもので、調査を行った関西大学文学部考古学研究室の米田文孝教授が話をしました。
7基ある古墳のうち、1号墳は埋葬施設の構造から推測して、大和政権時代の5世紀前半の前方後円墳と確認されました。
大和政権が地方を統治するため伊那地域は交通面でも重要だったと説明していました。
権力の象徴でもある前方後円墳を造ることを許す代わりに、地方の権力者を支配していったということです。
また26日は1号墳と2号墳からの出土品も展示されました。
今後、伊那市創造館でも展示する予定だということです。