まん延防止解除 酒販店「客足戻ることに期待」
新型コロナウイルス対応で長野県に適用されていたまん延防止等重点措置が、7日に解除されました。
飲食店の相次ぐ休業で売り上げに影響が出ている酒販店では、客足が少しでも戻ることを期待しています。
伊那市日影の酒文化いたやです。
いたやでは、飲食店への酒類の販売が売り上げの半分ほどを占めています。
1月27日から3月6日まで適用されたまん延防止等重点措置により、得意先の多くが店を休業したため、この間の飲食店への売り上げはほぼゼロでした。
それでも、店頭販売とインターネット販売でなんとか前年比3割減ほどに留まったということです。
店主の中村修治さんは、「飲食店には協力金が支払われるが酒販店は対象外のため厳しい状況です」と話し、街に人出が戻ることを期待します。
缶ビールを買いに来た男性も、街が静かで寂しいと話します。
県では、3,000円で4,000円分の買い物ができる酒販店や酒蔵で使えるクーポン券を7月末まで販売していて、いたやでは地域の酒販店を訪れてほしいと話していました。