産直サミット全県から参加者を募る
「産直」は農業問題を打開できるのではないか竏窒ニの思いに端を発する「第1回長野県産直サミット」が25、26日、南箕輪村の信州大学農学部などで開かれる。行政、大学、団体などが連携して企画。全県から参加者を募集し、消費者まで巻き込んだ新しい農業のあり方を模索していく。
安全で低価格な農産物を提供できる「産直」は、安全で安価な農産物を求める消費者と、これまで収入源が限られていた零細農家を結んだり、従来は規格外となってきた農産物の販路を確保するなどさまざまな可能性を秘めている。
25日は農業改良普及センターの峯村きぬ子所長の基調講演があり、県農政部長、信大農学部教授、地元産直市場の経営者などが集うパネルディスカッションも開かれる。夜は南箕輪村の大芝荘で交流会があり、希望者は宿泊もできる。
26日は直売で年間1千万円以上を売り上げている生産者や独自の直販ルートを確立している水稲農家、農産物加工の草分け的活動を展開している経営者などが、事例報告を行う。
定員は250人。パネルディスカッション(資料代千円)、交流会(5千円)、宿泊(5千円)・昼食(1日500円)を希望する人は、それぞれ費用を負担する。
参加希望者は上伊那農業改良普及センター内、産直・直販サミット実行委員会(TEL76・6841)へ。