箕輪町議会3月定例会開会
箕輪町議会3月定例会は7日開会し、05年度一般会計など補正予算案、特別職の報酬など条例案、06年度一般会計予算案など32議案と請願・陳情を提出した。町における人に関する「障害」表記を「障がい」に改める条例一部改正などを即決、人事案件に同意し、残りの議案は各常任委員会に付託した。
町特別職の報酬などに関する条例制定案は、審議会の答申を尊重し、報酬額の減額幅を2%縮小して町長23%、助役と教育長13%、町議会議員3%の削減としている。
05年度一般会計補正予算案は、歳入歳出総額から各1億5687万9千円を減額し、総額を87億4329万5千円とする。
06年度一般会計予算案は、総額74億7100万円(前年度当初比5・4%、4億2700万円減額)を計上した。
人事案件は、固定資産評価審査委員会委員に有賀尚治さん(64)=沢=を選任、教育委員会委員に平出紘一さん(63)=北小河内=の再任に同意した。
請願・陳情は次の通り。
◇請願=▽住民を戦争に巻き込む「国民保護計画」を策定せず、「無防備地域宣言」を行うよう求める請願
◇陳情=▽出資法の上限金利の引き下げ等「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「貸金業の規制等に関する法律」の改正を求める陳情書▽「公共サービスの安易な民間開放は行わず、充実を求める意見書」提出に関する陳情
06年度施政・予算編成方針
平沢豊満町長は本会議で、06年度施政・予算編成方針を示した。
「箕輪町の将来像である『人・地域が輝き 創造と活力あふれるまち 箕輪』の実現に向け、振興計画7項目のまちづくり方針に基づき、“箕輪町に住んでいてよかった”“箕輪町にぜひ住んでみたい”まちづくりに町民の皆様と一体になり取り組んでいく」とし、「内容的に充実した積極的な予算」である新年度予算の概要を説明。町民益追及のため「コスト・スピード・チェンジ・サービス」をキーワードとする行財政改革や行政マン育成に努めてきたことを挙げ、「諸制度を一層有効に機能させながら、町行政経営計画の推進、人材育成に努め、『活力ある住みよい箕輪町』の実現目指して効果の上がる行政運営をしていく」とした。
向山章議員が自治功労者特別表彰受賞
箕輪町議会議員の向山章さん(62)=松島南町=が、全国町村議会議長会長から自治功労者特別表彰を受けた。30年以上の議員で全国4人のうちの1人。箕輪町では初。2月9日の表彰で、本会議開会に先立ち伝達があった。
向山議員は75年4月に32歳で初当選し6期務め、03年4月に当選し現在に至る。議長を97年4月30日縲・9年4月29日、副議長を87年5月11日縲・9年4月14日、90年10月8日縲・1年4月29日の間務めた。