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新エネルギービジョン委員長報告

新エネルギービジョン委員長報告

 新エネルギー導入についての方向性を探ろうと05年9月に発足した駒ケ根市地域新エネルギービジョン策定委員会(糸長浩司委員長)は6カ月間にわたる調査・研究を終え、このほど報告書をまとめた。8日、病気療養中の糸長委員長に代わって北林友和副委員長が市役所を訪れ、中原正純市長らに報告書を手渡した=写真。北林副委員長は「二酸化炭素削減など広い範囲にわたって議論してきたが、今回はとりあえず新エネルギーにテーマを絞って調査・研究した」と報告。中原市長は「じっくり分析して活動支援策を前向きに検討し、報告の内容を全力で生かしていきたい」と述べた。
 報告書は市のエネルギー消費状況と二酸化炭素の排出量などを詳細に調査した上で、太陽、風力、バイオマス、水力などのエネルギーのCO2削減効果を5・4%と見積もり、その具体的な活用方法を提案するとともに、市民や事業者が行うべき取り組みなどについても幅広く提言している。
 市は報告を踏まえ、今後さらに具体的で実現可能な案をまとめるために5縲・月をめどに新たな推進会議を発足させるとともに、環境問題に関するシンポジウムなどを開いて市民への啓発に努めていきたいとしている。

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