天竜川上流総合水防演習
国土交通省中部地方整備局などが主催する天竜川上流域の洪水や大規模土砂災害を想定した水防演習が22日に飯田市を中心に行われ、サテライト会場の伊那市下新田の天竜川左岸でも演習が行われました。
伊那会場の演習には国土交通省中部地方整備局や伊那市消防団などおよそ30人が参加しました。
演習では、伊那市の災害バイク隊が障害物をよけ被災現場に到着し、ドローンで土砂崩落の調査を行いました。
そのあと伊那市消防団が道路の障害物の木を切り進路を確保していきました。
演習ではほかに、循環バスを活用して行政サービスを行うモバイル市役所で、り災証明書の発行のデモンストレーションが行われました。
土砂を取り除く作業では、手元の操縦器を使って遠隔で重機を操作していました。
演習はメイン会場の飯田市とサテライト会場の伊那市と諏訪市の3か所で行われ、県内28市町村からおよそ950人が参加しました。
この演習は、国土交通省中部地方整備局管内の5県の持ち回りで行われていて、新型コロナの影響で3年ぶりの開催となりました。