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高遠藩校の学びの精神を現代に「進徳館の日」

高遠藩校の学びの精神を現代に「進徳館の日」

 高遠藩の藩校「進徳館」の学びの精神を現代に伝える第28回 進徳館の日の行事が、5月28日伊那市高遠町で行われました。
 進徳館の日の行事では、まず、進徳館にある五聖像の前で、関係者が集まり拝礼が行われました。
 進徳館は、江戸時代の終わりに開校した高遠藩の藩校です。
 実学を重視した教育で、現在の東京芸術大学の初代校長を務めた伊澤修二など多くの教育者や政治家を輩出しました。
 式典は、高遠閣で行われ、進徳館の教育がどのように現代に受け継がれているかについて、基調講話や学習発表が行われました。
 高遠小学校の下島(しもじま) 弘子(ひろこ)校長は、「種や苗の観察をして植え付けたり、まちを探検して地図をつくるといった学習を行っている」と子どもたちの様子を紹介しました。
 式典には、高遠藩主だった内藤家の現当主の長男の内藤頼(ないとうより)(かつ)さんも参加し、「学校教育を考える大切な記念日を迎えることができ、藩主の子孫として喜びに感じる」と祝辞を述べました。
 

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