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風景画家 (故)犬塚勉さん作品展

風景画家 (故)犬塚勉さん作品展

神奈川県出身で美術教師として働きながら風景画家として活躍し38歳で亡くなった犬塚(いぬづか)(つとむ)さんの作品展が、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれています。
会場には、登山が好きだった犬塚さんが好んで描いたという「山」をテーマにした作品などおよそ40点が展示されています。
犬塚さんは、東京学芸大学大学院を修了後、美術教師をしながら画家として作品づくりに励みました。
自然を題材にした作品が多く、特定の場所を精密に描いている点が特徴です。
表現方法の変化を経て画風を確立した矢先の1988年に、作品制作のため登山をしていたところ遭難し、38歳で亡くなりました。
こちらは絶筆となった作品「暗く深き渓谷の入口(Ⅰ・Ⅱ)」です。
期待と不安を感じさせる山の入り口、そこから険しい山道を経て開放的な山頂に至るという山の三部作を構想していたということです。
会場には、犬塚さんが描いたスケッチの他、使用していた筆や絵の具、カメラなども展示されています。
作品展「自然とともに生きる」は、9月18日日曜日まで信州高遠美術館で開かれています。

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