全自動運転ロボットトラクターの実演会
GPSよりも精度の高い高精度測位サービスRTKを活用した全自動運転が行えるロボットトラクターのデモンストレーションが14日に伊那市西箕輪のJA菜園の圃場で行われました。
リモコンのスイッチを入れると、ロボットトラクターが全自動で動き出し畑を耕しました。
トラクターには誰も乗車していません。
トラクターのデモンストレーションはヤンマーアグリジャパン株式会社が行いました。
このトラクターはRTKシステムを導入しています。
RTKとは、地上の基地局の位置情報を活用するもので、GPSよりも高精度な測位を可能とする技術です。
RTKを活用することにより、GPSを使った時には30センチほどあった誤差が3センチほどになるということです。
このトラクターは113馬力で、最高速度10キロの自動走行を行えるということです。
前と後ろにカメラとセンサーを搭載していて、ほぼ360度を感知することができ、安全装置により停止します。
この実演会は、JA上伊那がスマート農業に先進的に取り組み技術普及を推進していることから、多くの人に技術を知ってもらおうとヤンマーに会場を提供したということです。
14日は他に最新機種のトラクターなどの実演も行われました。
この規模の実演会を開くのは上伊那では初めてで、会場にはのべ150人ほどが訪れたということです。