伊那市三峰川総合開発事業対策協議会
三峰川総合開発事業について協議する会議が、伊那市役所で21日に、開かれました。
伊那市三峰川総合開発事業対策協議会には、会長の白鳥孝伊那市長をはじめ委員ら16人が参加しました。
協議会では、国土交通省天竜川上流河川事務所や三峰川総合開発工事事務所の職員が事業について説明しました。
職員は、気候変動による降雨量の増加を考慮した河川整備の見直しや、去年3月に完成した、美和ダムのストックヤードの試験運用について報告していました。
ストックヤードとは、美和ダムの土砂を一時的にためる施設です。
大雨時に水の勢いを利用して土砂バイパストンネルに泥や砂を流します。
去年7月に行われた試験運用では、ストックヤードにたまっていた、1万5千立方メートルの土砂が全て排出されたということです。
白鳥会長は「住民が安心して住めるように、三峰川に戸草ダムを建設するよう、関係機関に働きかけていきたい」と話していました。