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伊那市「市街地デジタルタクシー」実証運行始まる

伊那市「市街地デジタルタクシー」実証運行始まる

伊那市は、市街地に居住する高齢者などのタクシー料金を補助する「市街地デジタルタクシー」の実証運行を、1日から始めました。
市街地デジタルタクシーは、一般タクシーの利用運賃の一部を市が補助する移動支援策です。
1回の乗車にかかったタクシー代のうち、500円を超えた分を市が負担するものです。
乗降は、伊那中央病院を含む市街地のみとなっていて、タクシーを待機させて用事を済ませるような利用はできません。
対象は、ぐるっとタクシーの利用対象ではない地区に住む65歳以上の人、運転免許返納者、障害者手帳保持者などです。
運転免許返納者などは、250円の負担で乗車することができます。
サービスを利用するには登録が必要で、タクシーを降りる際に市から交付される「でかけま証」を提示すると割引となります。
市によりますと、7月29日現在347人が登録しているということです。
運行事業者は、伊那タクシーと白川タクシーの2社で、利用可能日時は平日の午前9時から午後3時までとなっています。
実証運行は今年度中を予定していて、市では来年度以降の本格運行に向けて乗客の情報や運行状況を管理するアプリの開発をしていきたいとしています。

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