感染拡大収まらず BA.5対策強化宣言発出
新型コロナウイルスの感染の拡大を受け長野県は「BA.5対策強化宣言」を全県に24日に発出しました。
新型コロナの第7波による感染者の急激な増加や、感染者向けに確保可能な520床の病床使用率が50パーセントを超えた事から、県は8日に「医療非常事態宣言」を発出しました。
しかし、感染拡大は収まらず、23日午後8時現在の確保病床使用率は64.8パーセントとなっています。
このため、県は24日に政府が新たに導入した「BA.5対策強化宣言」を全県に発出しました。
期間は9月4日までの12日間です。
新たな対策として、各医療機関に10床程度の病床拡大などを依頼するほか、宿泊療養施設の増設などを行います。
県では、移動の自粛やイベントの中止など強い行動制限は求めない一方で、高齢者や基礎疾患がある人など重症化リスクの高い人は混雑した場所などを避けるよう呼びかけています。
また、若い世代に対しては、ワクチンの追加接種の検討、自己検査の実施などで発熱外来の負担軽減を呼びかけています。