キャンピングカーで仕事を モバイルオフィスお披露目
伊那市は、キャンピングカーで寝泊まりしながら仕事などができる、モバイルオフィスの運用を始めます。
24日は、伊那市役所でモバイルオフィスがお披露目されました。
モバイルオフィス、通称「IVMO」は、動くテレワーク拠点として、企業や移住希望者を対象に、市内の様々な場所で寝泊まりしながら仕事などをすることができます。
車両は、キャンピングカー仕様で、内装には伊那市のアカマツなどを使っています。
水道やコンロが完備されたキッチンやベッドなど、寝泊まりができる環境が整っていて、Wi-Fiも完備されています。
モバイルオフィスは、県外の企業や移住を考えている人向けに、伊那市での暮らしを体験してもらおうというものです。
市内の好きな場所で寝泊まりしながら仕事をするほか、農業体験や地域交流をすることで、都市圏の企業誘致や人口増加、地元企業の活性化につなげたいとしています。
運行などの業務を伊那バス観光株式会社に委託していて、株式会社JTBが、伊那バス観光と協力し、予約決済システムなどの開発を行っています。
車両は、トヨタ車体株式会社が開発、富士通株式会社が利用者目線のモニタリング調査などを行います。
事業費は3,400万円で、国の補助金などをあてると、市の負担は170万円だということです。
IVMOの利用料金は今後決めるということで、9月上旬から予約を開始し、10月から一般向けモニタープランを実施、来年1月から本格的に運用を始める予定です。