薪を背負って運ぶ西駒んボッカ 3年ぶりに開催
中央アルプスの山小屋西駒山荘まで薪を背負って駆け登る「西駒んボッカ」が4日に、3年ぶりに行われました。
参加者は、4日午前6時半に伊那市の鳩吹公園をスタートし、西駒山荘を目指しました。
部門別に3キロか15キロの薪を背負い、標高差1,750mのコースを走ります。
最初に姿を見せたのは、3キロの部に出場した伊那市の鈴木昌幸さんです。
タイムは、2時間11分20秒でした。
鈴木さんは、過去にもこの大会で優勝していて、長野県縦断駅伝競走大会の上伊那チームの選手としても活躍しています。
西駒んボッカには、男女合わせて127人が参加し、126人がゴールしました。
出場者の中で最後にゴールした東京都の小林渡さんです。
小林さんは、祖父が箕輪町出身で、1913年に11人が亡くなった中箕輪尋常高等小学校の駒ヶ岳集団遭難事故で無事下山できた児童の1人だったということです。
祖父からは、当時の様子を聞いていたということで、今回この大会に出場し、およそ6時間かけてゴールしました。
参加者が運んだ薪は、薪ストーブの燃料として利用されます。