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トルコギキョウの出荷がピーク

トルコギキョウの出荷がピーク

長野県が生産量全国1位で、上伊那が県内2位の花、トルコギキョウの出荷が現在ピークを迎え、花卉(かき)農家では出荷作業に追われています。
このうち伊那市東春近で花の生産を行っている、株式会社フロムシードでは、年間およそ50万本のトルコギキョウを栽培しています。
トルコギキョウはアルストロメリアと同様、上伊那の花の主力品種の一つで、フロムシードでは毎年6月下旬から10月末まで出荷をしています。
この時期は秋の彼岸を前にピークを迎えていて、およそ25人が作業を行っています。
7日の1日で6,000本の収穫とサイズや品質別に分ける選花作業を行いました。
フロムシードでは15種類のトルコギキョウを栽培していて、ほとんどがオリジナル品種だということです。
 

選花場でも出荷作業ピーク迎える

トルコギキョウの出荷がピーク

そのトルコギキョウが運び込まれる、伊那市美篶のJA上伊那美篶花卉(かき)選花場です。
伊那市や箕輪町、南箕輪村など80の花卉農家から持ち込まれたトルコギキョウの出荷作業が行われています。
検品作業では規格に合ったサイズであることや花に虫がついていないかなどを目視で確認していきました。
梱包された後、出荷する市場ごとに振り分けられました。
上伊那には伊那市美篶と駒ヶ根市赤穂の2か所に選花場があり、今年はおよそ240万本の出荷量を見込んでいて、このうち美篶花卉選花場が大半を占める220万本を予定しています。
JA上伊那によると、今年は梅雨明けが早く暑い時期が長く続いたことから例年に比べて10日から2週間ほど出荷が早まっているということです。
花は6割が大阪や京都など関西方面に、3割が関東、1割が中京に出荷されるということです。
トルコギキョウの出荷は11月下旬まで続く予定で、10月からはアルストロメリアの出荷が本格的に始まるということです。

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