千両千両!井月さんまつり
漂泊の俳人、井上井月の功績を顕彰する「千両千両井月さんまつり」が9日と10日の2日間、伊那市のいなっせで行われています。
初日の9日は、2011年に公開された、井上井月の生涯を描いた映画「ほかいびと」の上映が行われました。
井上井月は、幕末から明治にかけて伊那谷を放浪した俳人で、今年は生誕200年の節目の年となりました。
上映後、北村皆雄監督による解説が行われました。
映画は、井月の生涯のうち、伊那谷で過ごした30年を中心に描かれ、井月以外の人物は、地元住民が演じたということです。
このイベントは、井上井月顕彰会が井月の功績や生涯について広く知ってもらおうと開いていて、今年で10回目となります。
新型コロナの影響でおととしはオンライン、去年は中止となったため3年ぶりに有観客で行われました。
10日は、俳誌「澤」の主宰で読売新聞俳壇選者の小澤實さんの「芭蕉と井月」をテーマにした特別記念講演などが予定されています。
入場料は無料で、受付は午後0時30分から先着順となっています。
●小澤實さん特別記念講演「芭蕉と井月」
10日(土) 午後3時30分~午後5時