伊那中央病院 5年連続の赤字決算
伊那中央行政組合議会9月定例会が21日に伊那市役所で開かれ、昨年度の伊那中央病院の決算は、5年連続の赤字になったことが報告されました。
伊那中央病院の昨年度の収入は、138億4,300万円、支出は141億5,100万円で、純損益が3億800万円となりました。
決算が赤字となるのは、平成28年度から5年連続です。
新型コロナの影響で減少していた入院収益と外来収益はともに増加し、収益全体は前の年に比べ10億円、7.8%増加しましたが、抗がん剤などの高額な薬品費増、診療材料費増により、赤字決算となりました。
累積赤字は35億9,200万円となりましたが、現金預金と有価証券あわせて57億円を保有するため、資金に不足はないとしています。
伊那中央行政組合では「今後は、経費削減や収益確保を強化し、原材料費などの価格高騰にも対応していきたい」としています。