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「沢山の人に好かれる美容室に」 小牧秀徳さん(31)

美容室&リフレクソロジーサロン「マキズ・ルーム」 母親の店を継ぐ2代目の挑戦

「沢山の人に好かれる美容室に」 小牧秀徳さん(31)

 宮田村にある「マキズ・ルーム」は母親が立ち上げた26年続く美容室。2代目として母の店を引き継ぎ、自分なりのやり方で経営している。まだまだ技術的にも接客対応の面でも親から学ぶことは多いが、「今よりも沢山の人に好かれる美容室になるよう」日々努力する。
 東京の専門学校や店で美容師の技術を勉強し、帰郷する際には欧米の足裏健康法「リフレクソロジー」の技術も習得。カットやパーマ、カラーの合間のマッサージに同健康法の技術を役立てるほか、足裏マッサージのみのサービスも提供している。
 単純に髪を切るだけでなく、その時間をお客さんが楽しみ、癒されるためのサービス提供をすることが願い。スタッフを雇わず母親と自分ですべてに対応するスタイルは「家(小牧家)に遊びに来てもらう感覚」。多くの人が世間話や悩み事を話し合える和みの空間になっている。
 ◇ ◇
 母親の店を継ぐまでの経緯は紆余(うよ)曲折だった。高校卒業後、東京の専門学校で勉強し、そのまま就職して働くが、3年ほどで退職。母親が美容師だったという理由もあるが、頭の中に描いていた華やかな美容の仕事で成り上がろう竏窒ニいう動機は不純だった。
 「漠然としたイメージで美容師業を捉えていた。自分が目指す美容師像がはっきりしていなかった」と振り返る。
 美容業を改めて見直すきっかけは、都会で自活するためにアルバイト生活を送った経験の中にあった。日雇いの肉体労働の仕事を中心にいろいろな職に就き、自分にとって合う仕事を模索するため2年間を過ごす。しかし、美容師の専門学校卒の人間にとって就職の窓口は狭いことを思い知った。
 そして、せっかく取った資格なのだから竏窒ニ「美容師のスタイルは個々に違うが、来てくれるお客さんに対して、自分なりの接し方を。どれだけのサービスを自分が提供できるか挑戦しよう」との目標を、実家の美容室で目指そうと思った。
 ◇ ◇
 今よりも沢山の人に好かれる美容室にすることが夢だ。それは従業員を雇い店舗を拡大するのではなく、居心地のよいスペースにするためサービスの質を進歩させること。「せっかく人と会っているのだから、出来るかぎりのおもてなしをしたい」との言葉に思いを込める。
◆お店のデータ◆
○住所 宮田村町一区60‐5
○営業時間 午前9時縲恁゚後8時(完全予約制)
○定休日 毎週月曜日、第3日曜日
○TEL 0265・85・3677 
 フリーダイヤル 0120・39・3677

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