高遠第２・第３保育園　建て替えへ

伊那市高遠町の高遠第２・第３保育園は、老朽化と耐震不足に伴い建て替えが行われます。
５日は伊那市役所で伊那市子ども・子育て審議会が開かれ、伊那市からスケジュールの案が示されました。
令和５年度に現地建て替えか移転かを含め用地を決定し、令和７年度に着工、令和８年度４月からの利用を予定しています。
高遠第２・第３保育園は、１９７０年に建設された高遠第２保育園の園舎が使われていて、５２年が経過しています。
１９８５年には高遠第３保育園と統合され高遠第２・第３保育園となりました。
市内の保育園で唯一の緊急指定避難所です。
園児数は定員４５人に対し９月１日現在２８人となっています。
このうち９割が移住した家庭の子どもです。
伊那市では今後、保護者や地元区と相談しながら建て替えを進めていきたいとしています。

保育園の保護者向けのアンケート結果公表

また、伊那市が昨年度行った保育園などの保護者を対象としたアンケート結果を公表しました。
市内２４の保育園・幼稚園の園児がいる約１，７００世帯が対象で、８２１人から回答を得ました。
「子どもの成長を促すうえで園のどのような活動に期待しますか」という問いでは、３つまでの複数回答で「自然との関わり」が６３％、「生活習慣の習得」が５３％、「体づくり」が４９％となっています。
伊那市ではやまほいく、自然保育、食育などの取り組みがニーズにマッチしていると見ています。
子育ての中で困ることや大変に感じるときについては、「子どもが言うことを聞かない」が４６％、「食事に時間がかかる・好き嫌いがある」が４４％、「自分の自由な時間が持てない」が２４％などとなっています。
伊那市ではこのアンケート結果を保育の質の向上に役立てていきたいとしています。