伊那北高校 卒業生から話を聞く「こんにちは先輩」
伊那市の伊那北高校で、地元で働く卒業生から話を聞く「こんにちは先輩」が、10月20日に開かれました。
この日は、1年生が10の教室に分かれ、製造業やサービス業など、地元で活躍する卒業生19人から話を聞きました。
生徒たちは、事前に考えた質問を投げかけ、インタビュー形式で話を聞いていました。
このうち、伊那市長谷で稲作を行う株式会社WakkaAgriの細谷啓太社長は、「農業をやるうえで大変なことは何ですか」という質問に対し、「次から次へと生えてくる草刈りは特に大変です」と話し、「しかし、上手な人の真似をしたり、草刈り選手権のようにイベントとして楽しむなど、発想の仕方次第でマイナスなこともプラスにとらえて作業できる」と話していました。
「こんにちは先輩」は、伊那北高校の総合的な探究の授業の一環で、生徒たちが主体的に情報を集め、「話を引き出す力」を身に着けると同時に、上伊那での仕事を知ることで、地元での就職につなげてもらおうと、毎年開かれています。