長野県農村生活マイスター協会 30周年記念式典
女性の立場から農業振興を図る、長野県農村生活マイスター協会の30周年記念式典が、伊那市の伊那文化会館で10日に行われました。
式典には、会員などあわせて400人が出席しました。
長野県農村生活マイスターは、女性の社会参画を推進するため、小中学校での食育活動や地元農産物の普及など農業振興を行う女性のことで、県知事が認定します。
協会は、平成5年に設立され、今年で30周年を迎えました。
これまでに1,144人が認定され、現在は780人が活動しています。
式典では、上伊那農業高校の農業クラブが、畜産班が取り組む鹿肉の活用方法についての活動を発表しました。
畜産班では、10年ほど前から鹿肉の普及に向けた活動を行っていて、今年5月には、解体から加工・販売ができる食肉処理施設が完成しました。
生徒たちは、「捕獲された鹿を食肉として活用することは、農作物などを守るのと同時に食材の地産地消につながる」と発表していました。