芝平そば継承へ 打ち方を伝授
伊那市高遠町芝平に古くから伝わる「芝平そば」を継承しようと、そば打ち講習会が高遠閣で23日に開かれました。
この日は、芝平そばの会の北原つね子さんと北原佐喜子さんが、高遠そば打ち愛好会に打ち方を伝授しました。
芝平そばは、兜鉢を使ってこねます。
そのあと丸くのして切っていきますが、駒板を使わず、手で押さえながら切るのが特徴です。
この講習会は、芝平そばを継承しようと、そば打ち体験ツアーを計画する伊那谷ツーリズムが開きました。
この日は、ツアーの実験も行われ、愛好会のメンバーが早速打ち方を教えていました。
芝平そばは、食べ方も通常の高遠そばと異なります。
そばの茹で汁に焼き味噌を溶き、ねぎと辛味大根を入れたつゆをかけて食べます。
参加者たちは、自分の打った芝平そばを味わっていました。
今後は、そば打ち愛好会のメンバーも打ち方を習得し、芝平そばの伝統を守り、普及していくということです。