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伊那谷の冬の風物詩 ザザムシ漁が解禁

伊那谷の冬の風物詩 ザザムシ漁が解禁

伊那谷の冬の風物詩のザザムシ漁が1日に解禁になりました。
天竜川では初日から漁を行う人の姿が見られました。
伊那市山寺の天竜川の浅瀬です。
12月1日はザザムシ漁の解禁日です。
1日は伊那市中央の中村昭彦(なかむらあきひこ)さんと漁仲間の原雄一(はらゆういち)さんがザザムシ漁をしていました。
虫踏(むしぶ)み許可証を身に着け、(くわ)で石を掘り返し、足を使い石を転がすと四手網(よつであみ)と呼ばれる網にザザムシが入ります。
トビゲラやカワゲラ、ヘビトンボなど、水生昆虫の幼虫の総称をザザムシといいます。
中村さんはザザムシ漁歴40年以上の大ベテランです。
一方の原さんは5年ほど前から漁を始めました。
中村さんは新しい漁仲間ができたことを喜び、きょうの漁に原さんを誘いました。
午前9時過ぎ、天竜川の水温はおよそ8度でした。
中村さんによると、水温が4度くらいまで下がると脂がのった美味しいザザムシが獲れるということです。
中村さんは期間中、週2回ほど漁を行う予定で、獲れたザザムシは自宅で佃煮にして食べます。
中村さんは、若い人たちにザザムシ漁を継承してもらうため、天竜川漁業協同組合と協力して四手網の作り方や漁の体験会を企画しているということです。
ザザムシ漁は2023年2月末まで行われます。
 

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