「エコアクション21」箕輪町が自治体で全国初の認証・登録
箕輪町が、環境省策定の環境マネジメントシステム「エコアクション21」の04年の制度発足後、自治体として全国で初めて認証・登録を受けた。13日、6日付けで財団法人地球環境戦略研究機関から認証・登録証が交付されたことを発表した。
エコアクション21は、ISO14001を基にした中小企業や学校、公共機関が取り組みやすい環境経営システム。
町は人と自然の共生を目指し環境活動に積極的に取り組む必要がある-と、05年2月からエコアクション21の認証・取得に向け、二酸化炭素や廃棄物の排出量削減など環境目標の達成を目指し活動してきた。05年4月から06年1月の取り組みで電気量約10%削減、水道量約5%削減の効果があった。
審査では▽廃食用油のバイオディーゼル燃料化の取り組み▽小中学校や保育の場でも環境教育を積極的にしている▽役場全職員の名札の裏に環境目標を書くなど職員に環境に対する意識が感じられる-ことが評価された。
認証・登録にかかった費用総額は35万5千円。
今後、引き続き取り組み事項や環境目標など見直しをしながら推進し、建設工事や水道事業などの民間業者にも環境にやさしい取り組みを意識してもらうよう働き掛ける。認証・登録証は役場庁舎ロビーに飾り、エコアクション21のロゴマークは町の封筒やパンフレットなどに使う。
平沢町長は、「大変いい結果でうれしく思う。環境にやさしいまちづくりのシンボルにして、町中で環境にやさしい取り組みをしたい」と話した。