子役オーディション 170人自分アピール
後藤俊夫映画監督「村歌舞伎一代」
伊那市出身で飯島町在住の後藤俊夫監督がメガホンを取る長編劇映画「村歌舞伎一代」に出演する子役のオーディションが11、12日、飯田と伊那市の両会場であった。子どもたちは自分の可能性を広げようと、それぞれ後藤監督らを前に緊張しながらアピールした。
子役は主人公・半次(子ども時代)をはじめ、クラスメートなど約50人。農村歌舞伎が今も残る長谷、大鹿村などの南信地域を中心に、小学1年生縲恍・w3年生の約170人が参加。12日、伊那市駅前ビルいなっせであった面接には上伊那などから88人が集まった。
後藤監督は「この映画に参加し、挑戦してみようという思い出を作ってもらいたい」とあいさつ。オーディションは7人づつで開き、応募理由などの自己紹介の後、面接用の台本を読んだ。特技紹介では農村歌舞伎の台詞の一部や諏訪の御柱祭の木遣りを披露する児童もいた。
映画のオーディションに初めて参加する辰野町の川島小6年・大島空良君は「人生の転機になると思って応募した。自分でやるだけのことは披露できたので後は結果を待つだけ」と感想。出演する子役の配役などは夏ころに発表される。