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加藤明治の作品を知る交流会

加藤明治の作品を知る交流会

 昭和45年に亡くなった南箕輪村出身の童話作家、加藤(かとう)明治(めいじ)の作品を知る交流会が14日、村図書館で開かれました。
 14日は、加藤明治の長男で元教師の加藤(かとう)達人(たつと)さんが、明治が書いた童話「アメノウオと隊長殿」を読みながら作品のエピソードなどを紹介しました。
 アメノウオとは渓流魚アマゴのことです。
 加藤明治は1911年に南箕輪村塩ノ井に生まれ、県内の小中学校で教師を務める傍ら、童話作家として作品を書いていました。
 「アメノウオと隊長殿」は、終戦を向かえる昭和20年の飛行隊が舞台の作品です。
 釣りが好きで、アメノウオ博士と呼ばれる新人兵士と、蝶が好きで蝶先生と呼ばれる飛行隊隊長との心の葛藤を描いたストーリーです。
 加藤さんは「村出身の作家の作品に触れてもらえる良いきっかけとなった。亡き父が残してくれた作品をこれからも大切に伝えていきたい」と話していました。
 村図書館では、来年以降もこの交流会を続けていく予定です。
 

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