本郷地区伊南バイパス沿道景観形成等住民協定調印
自然豊かな田園風景と地域環境、優良農地の保全を目的に
伊南バイパス本郷地区住民らが工事着工を前に、無秩序な開発を抑制し、自然豊かな田園風景と地域環境、優良農地の保全を目的に「本郷地区伊南バイパス沿道景観形成・土地利用住民協定」の調印式が13日夜、本郷公民館であった=写真。協定者20人が出席し、協定書の内容を最終確認し、それぞれ調印した。
調印に先立ち、本郷地区対策委員会の中村満夫委員長が「地域の景観を守り、優良農地の保全に向け、昨年9月、委員会を立ち上げ、協定の準備を進めてきた」と経過に触れ「対象者の総意で協定が締結されるように」とあいさつ。
協定区域は南は本郷ふるさと農道・国道交差点、北は与田切橋南までの約680メートル、バイパス敷地から両サイド60メートル以内で、面積約6・88ヘクタール、協定者は協定区域内の土地所有者と建築物の所有者、並びに賃借人で対象者は107筆、33人。
土地利用基準は建築物、屋外広告、自販機、土木構造物などそれぞれに基準を設けた。具体的には▽建物は高さ12メートル以内、容積率百%以内、建ぺい率60%以内▽野立て看板は原則禁止▽自販機は景観、環境を阻害するような物品の販売機は設置しない-など。
今後のスケジュールは近日中に、県に「景観形成住民協定認定申請」を行う。