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小寒 そばの実を浸す

小寒 そばの実を浸す

今日は二十四節気のひとつ小寒です。
大寒を前にこれから寒さが厳しくなる頃とされています。
伊那市の高遠そば組合は、そばを寒ざらしにするため、そばの実を川に浸す作業を行いました。
6日は、高遠そば組合の10人が伊那市長谷の粟沢(あわさわ)(がわ)に、およそ200キロを小分けした袋を浸しました。
今朝の伊那地域の最低気温は氷点下6.7度で粟沢川の水温は1度でした。
寒ざらしそばは、江戸時代高遠藩が将軍家に献上していたとされていて、去年300年の節目を迎えました。
高遠そば組合は2002年に古文書に基づいて復活させ、試行錯誤を繰り返し2014年から高遠町内のそば店で寒ざらしそばの提供を行っています。
そばの実を冷たい水に浸すとアクが抜けて粘りが減り甘みも増すということです。
6日は、東京都西麻布でそば店を営む(おさめ)剣児(けんじ)さんが訪れ作業の様子を見学しました。
納さんは、高遠そば組合のメンバーと縁があったことから一昨年から入野谷在来そばを自身の店で提供しています。
今年は、寒ざらしそばの提供も始めたいと今回足を運びました。
そばは、1か月川に浸し、立春の2月4日に引き上げる予定です。
そのあと乾燥させ、7月中旬から組合のそば店で提供されます。
 

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