上伊那広域消防本部が化学災害訓練
上伊那広域消防本部は化学災害に備え、合同で救助訓練を12日に伊那市の消防本部で行いました。
訓練には上伊那の6つの消防の救助隊員16人が参加しました。
最初に汚染された場所でも活動できる防護服の着装訓練を行いました。
2人1組で液体やガスが入り込まないように、確認しながら行いました。
空気ボンベと防護服の重さはあわせて、およそ15キロになるということです。
工場の排水処理施設から異臭が発生したとの想定で行われた訓練では、隊員は倒れている要救助者を危険な場所から避難させていきました。
空気ボンベが使えるのは、およそ10分ということで、捜索から避難までを連携を取りながら行いました。
隊員はガスが発生していないかを確認しながら救助者を外へ避難させていきました。
上伊那広域消防本部では、年に1回、化学災害に対応するため、救助隊員の対応能力の向上と救助方法の確認を行っています。
上伊那広域消防本部によりますと、2015年の発足以来、化学災害の出動はこれまでに1回あったということです。