「高遠藩の遺産」県立歴史館で開催
千曲市屋代の長野県立歴史館で令和4年度冬季企画展が2月26日までの日程で、1月14日から始まりました。
企画展のテーマは「高遠藩の遺産」最後の藩主が残したもの。
およそ150年前、高遠藩最後の藩主としてこの地を治めた、内藤頼直の遺物とともに、郷土が生んだ人材に焦点を当て、3章からなるコーナーで紹介しています。
一般公開を前に13日に行われたセレモニーには、県立歴史館笹本正治特別館長や、白鳥孝伊那市長らが参加し、オープンを祝いました。
展示は、最後の高遠藩主、頼直が京都へ上る際、高遠の家臣らに残していった武具や道具など様々で、個人宅に今でも残る遺物を展示しています。
また、信州の教育の礎を築いた学問所「進徳館」のコーナーでは、藩が人材を、宝として敬ってきたことなどをうかがい知れる展示になっています。
県立歴史館学芸部 河野智枝さんに話を聞きました。
長野県立歴史館 冬季企画展「高遠藩の遺産」は2月26日まで。
空間デザイナー池上典さんによる高遠城の再現図を展示したコーナーなども見どころです。
期間中にはご覧のイベントを予定しているほか、江戸・大正時代の絵図から学ぶ展示、「千曲川・梓川はこう変わった」を開催しています。